| 結婚・出産・子育て・再就職
高校卒業後、単身上京。客室乗務員を務め、23歳で結婚。京都に移り住み、その後出産を機に専業主婦となります。子どもが9歳の時に、夫の転勤先で千葉県の福利厚生施設関係の管理運営会社に就職、営業のためのプレゼンテーションの仕事に打ち込みました。管理職として男性中心の営業部を取りまとめながら自らも営業をし、“売るための企画&戦略”を常に考える毎日。いつも時間に追われながらも、当時仕事を投げ出さなかったのは、“お客さんの前でプレゼンテーションをする”という仕事が大好きだったのでしょうね。そして、「いつか自分の好きな事で思い切りプレゼンテーションをしてみたい‥」と思い始めたそうです。
会社を退職し、自分の可能性へチャレンジ
一方で、夫の転勤や2度の住宅購入のたびに、10回にわたる引越しを経験します。インテリアには若い頃から興味があり、模様替えも好きでしたが、仕事が忙しくなると次第に家の中が乱れていきました。2003年3月、娘の大学卒業を機に長年勤務した会社を退職。迷わずインテリア関係の専門学校に通い、同時に家の中のモノを徹底的に整理しました。そして“自分のための何か”をかたちにしたいと考え、京都橘女子大学(2005年4月に京都橘大学に改称)主催の女性起業家育成セミナーに参加します。
セミナーの最終プレゼンでは、自宅をモデルルームにして、整理整頓や模様替えが苦手な女性にそのノウハウを丁寧に教えていく事業プランを発表しました。
事業のカギは「家計簿コンプレックス」
試行錯誤を重ねながら事業を考えるうちに、暮らしの教室“溢れるモノにさようなら(整理整頓・模様替え編)”を考案。社宅で自分の自由に出来ない、引越しが多いため家財道具を多く持てない、シンプルな生活を心がけて工夫をするなどの実体験を生かした内容になりました。しかし、モノの整理整頓だけでなく、暮らしの中にもうひとつ“大切なモノ”が置き去りになっている事に気が付きます。それは、“お金の整理整頓”です。昔から家計簿をつけることが苦手で、どんな家計簿を使っても長く続かなかったのです。シンプルで豊かな暮らしを送るにはお金の整理整頓(家計管理)が不可欠と考え、家計簿の研究をはじめます。
 バラ色家計簿の考案、特許出願
一念発起して、自分自身が楽しく続けられる家計簿を考案してしまいます。付箋を使うアイデアや、計算を簡単にする方法など、楽しく続けられる工夫をこらし、“バラ色家計簿”と名付けました。そしてこの家計簿を、1人でも多くの人に使ってもらいたいとの想いから、2004年5月21日に特許出願しました。
セミナー形式での着実な展開
特許出願後、自宅をモデル教室として開放し“整理整頓編・バラ色家計簿編”の2本柱で活動を始めました。本当に家計簿がつけたくなるように、整理整頓ができるように、セミナー形式で活動をしています。セミナーでは、2度の住宅購入の経験や子どもの進路で学費がかさんだ経験なども踏まえ、受講される方々にとってわかりやすい内容を心がけています。ホームページもつくり、バラ色家計簿の販売もしています。もちろん購入した方にはアフターフォローもあり、家計簿をつけられないという方も安心してはじめられます。
楽しく家計簿をつける人を増やしたい。
特許出願から3年間で特許を取れるかどうか見極めの期間として猶予があるので、審査の申告までの活動を通して、これからの展開を考えて行きたいというろくたんさん。バラ色家計簿は今後も改訂を続け、雑貨屋さんにおいてもらえるような素敵なデザインにしたいと考えています。「ひとりでも多くの方に家計管理の大切さや楽しさを伝えていきたい」と、夢をふくらませます。
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