いろいろな起業 起業家たちの「生き方・歩き方」

>起業家たちの「生き方・歩き方」小林洋子さん

東瑞恵さんのページ石田けい子さんのページ井上酉子さんのページ小坂道代さんのページ小林洋子さんのページ阪部智子さんのページ諏訪幸子さんのページ高田千晶さんのページ東城りう子さんのページ前田純子さんのページ松本つぎ代さんのページ三輪千鶴さんのページ森野美香さんのページ山口朝子さんのページろくたんみどりさんのページきっかけ別スタイル別50音別
町屋でオーダーメイドのカバン作り
小林洋子さんの写真 小林洋子 手作りオリジナルバック製造販売「YOUKO KABAN」店長
 
デザイン会社退職後、自宅にて趣味で作り始めたバッグの製造販売を始める。15年後の1999年10月、自宅を改装し、オーダーメイドバッグの店「YOUKO KABAN」開店。

 「私だけの使いやすいバッグを作りたい。」そんな思いを持ち続けた小林洋子さんは、独学でバッグを作り続け、15年間という月日を経た1999年10月、自宅の町家を改装して、手作りバッグの店「YOUKO KABAN」を開店。小林さんが作る「私だけの使いやすいバッグ」の人気は、少しずつ着実に、全国へと広がりつつあります。

趣味のバッグづくりが仕事に!

コンテンツ(もくじ)
「好きこそ物の上手なれ」 趣味が仕事に

注文が減ったことをきっかけに、開店を決意
1周年記念セールでやっと軌道に
京都の町家が活かされて
鞄作家としての夢
オーダーメイドの価値

起業参考ポイント ターニングポイント もっと知りたい
データ


趣味が仕事に 「好きこそ物の上手なれ」
 グラフィックデザイナーをしていた小林さんは、出産を機に退職。趣味で洋裁を始め、幼稚園のバザーに出品したバッグをきっかけに、知り合いから受けていた注文が人伝てでも来るようになりました。はじめは材料費程度の金額を定め、1日1点ペースで作るように。「趣味が仕事になったことがうれしくて夢中で作り続けました。」注文は途切れることなく続き、仕事場は部屋の片隅から一部屋へ。より上質なものを目指して独学で技術を高め、あっという間に15年が経ったといいます。「子育て、家事中心の生活だったので、少しの空き時間や夜中にミシンを動かす日々。どんなに忙しくても作り始めると夢中になってしまう。好きだからこそ続けられたんですね。」

注文が減ったことをきっかけに、開店を決意
 ところが、徐々に注文が減りだしました。「このまま何の努力もせずに消えていくのは悔しいと初めて感じました。自分の仕事を社会に認知されたいという思いもずっと持っていました。」という小林さんは、開店を決意します。蓄えを資金に、町家である自宅を改装。夫の会社の経理を手伝っていたことで得た経営の知識が役立ちました。また、何よりも心強い家族の応援がありました。バッグを作り始めて15年、とうとう小林さんの手作りバッグが店頭に並ぶ日が来たのです。

1周年記念セールでやっと軌道に
 「開店初日の気持ちは忘れることができません。自分の作ったバッグを世間に発表できること、やっと陽の当たる場所に出たような一生に一度の喜びがありました。」しかし、オープンはしたもののお客さんはあまり増えないので、翌年、このままではいけないと暑中見舞いを送付しました。「ただの暑中見舞いですよね?」というお客さんの一言にヒントを得て、その秋、1周年記念新作展セールを催すことに。店頭のものはほとんど完売し、たくさんの注文を受けました。このセールを機に、やっと店は軌道に乗り始めました。

京都の町家が活かされて
 その後も年に1度の新作展を続けましたが、セール期間を過ぎるとどうしてもお客さんは減ってしまいます。そんな中、町家を生かした店舗であることに注目した全国版情報誌に掲載され、1年を通して観光客が訪れるようになりました。世間ではちょうど町家のお店に注目が集まりだした頃。長女が開店祝いに作ってくれたホームページも徐々に反響を呼び、「オーダーメイドバッグ」と「京町家」をキーワードに、2年ほど前から、多数の有名雑誌に掲載されるように。遠方からのお客さんがますます増えました。
ヨウコカバンお店外観ヨウコカバン店内写真
鞄作家としての夢
 「最初は5年ぐらいで辞めようと思っていました。ここまでこられるとは思ってもみなかった。これ以上のことは望んでいません。」という小林さんですが、より上質なものを作りたいという願いは別。「本当に満足できる完璧なバッグを作れることはそうありません。もっと楽にいいものを作れるようになりたい。他にはない世界に1つだけのバッグを作りたいのです。」

オーダーメイドの価値
 職人さんの仕事ぶりやデパートの既製品、街行く人のバッグを見て学び、全て独学でその技術を身につけてきた小林さん。自分一人の作業であるだけに、失敗を成功に変える苦労と喜びは人一倍です。「失敗を乗り越えないと成長しない。自己満足で終わらないように形にすることが大事。」そんな小林さんが大切にしているのは、柔軟な対応です。「お客様に接するのも技術のうち。ご要望を聞き出す努力が必要です。」お客さんとのコミュニケーションからオーダーメイドの価値が生まれるのだと言います。「希望を聞いてバッグを作っていると、お客様のうれしそうな顔が見えてくるんです。」と、初心を忘れない小林さん。その変わらない姿勢が「YOUKO KABAN」のファンを増やし続けている最大の理由なのかもしれません。

起業参考ポイント
・より上質なものを目指して独学で技術を高めていった
・お客さんとのコミュニケーションを大切にしている
ターニングポイント
   (大学時代、油絵を専攻。デザイン事務所に就職。出産を機に退職)
1984年 自宅でバッグの製造販売を始める。
      布からデザインを発想することが面白くて新しい素材にチャレンジの日々
1998年 開店を決意し、自宅を改装
1999年10月「YOUKO KABAN」開店
2000年 秋の新作展を開始 ホームページ開設
      全国版情報誌に掲載される
2002〜04年 有名雑誌から取材依頼を受けるようになる
 


【モットー】 「見て学べ」「失敗は成功の元」
【 リラックス法】 思い通りの仕事ができること
【エネルギー源】 家族円満
【休日の過ごし方】 遠方へ生地を買いに行く。タウンウォッチング(情報収集)
【10年後の自分】 仕事にならなくても好きなカバン、新しいカバンを作っていたい。
 
 

代表者名 小林洋子 (こばやし ようこ)
屋号(なまえ) YOUKO KABAN
事業内容 手作りオリジナルバッグ製造販売
所在地 〒600-8050 京都市下京区万寿寺通富小路東入る堅田町592
連絡先 TEL&FAX  075-351-1755
Homepage http://web.kyoto-inet.or.jp/people/youko-k/
E-mail  youko-k@mbox.kyoto-inet.or.jp
営業時間・定休日 12:00-18:00   月曜・火曜・祝日
改装資金 150万円 
起業年月日 1999年10月
仕事の満足度  夢実現度  夫の協力度
ITJOBFILEのトップページへもどる