いろいろな起業 起業家たちの「生き方・歩き方」

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吹きガラスに魅せられてガラス作家に ついに自宅工房を持った
東瑞恵さんの顔写真 東瑞恵 AZガラス工房
ガラス作家。自宅工房で教室も開いている。

 「ガラスを通して人とつながりたい。手作りの楽しさを伝えたい。」という東さん。昔から透明な物、特にガラスが好きで、ラムネや薬のビンを100本ほど集めていたこともあるそうです。いろいろなガラス工芸を習ううち、吹きガラスに出会い、のめりこみ、ついに自宅工房を持ちました。作家としての活動の傍ら、自宅工房でガラス教室を開き、「作る喜び」を分かち合っています。

起業のきっかけ 初めて吹きガラスを体験 「これや!」と思った

コンテンツ(もくじ)
初めての吹きガラス体験

赤ちゃんを連れて工房に通う
念願の自宅工房を持った
家族の協力
発表の場を自分でつくる
これから

起業参考ポイント
 ターニングポイント もっと知りたい
データ


初めての吹きガラス体験作品の写真
 東さんは、結婚してすぐ、ステンドグラスの教室に、次に、カルチャースクールのガラス工芸の講座に通いました。受講生仲間に、リサイクルガラスの工房を教えられ、初めて吹きガラスを体験。実は、以前から吹きガラスに興味を持っていた東さん。「『やっぱり、これや!』と思いました。」そして、お酒のビンをリサイクルして使う吹きガラスにのめりこんだのです。初めてのグループ展は、「リサイクルの吹きガラス」というのが当時は珍しかったこともあり、新聞にも取り上げられ、たくさんの人が来たそうです。「皆、『お酒のビンがこんなにすてきなコップや鉢になるなんてね。』と驚いていました。自分の作った物が人に好まれて旅立っていくのは、とてもうれしかったです。」

赤ちゃんを連れて工房に通う
 リサイクル吹きガラスを5年ぐらい習い、その後、個人の工房では日本で最大級の『奈良ガラス工房』に通い始めた東さんは、新倉晴比古先生に出会って、ますます吹きガラスに熱中しました。「二人目の子の出産間近まで大きなおなかで通って、産後も2か月目ぐらいから子連れで毎週通いました。子どもが動き回るようになると、私が吹く番のときは、皆さんが交代で遊んでくれました。工房内は熱い上に大きな工具機械がたくさんあり、小さい子どもを連れて行くのはかなりの冒険でしたが、どの工房でも先生はじめスタッフの皆さんの協力でガラスを学び続けることができました。」

念願の自宅工房を持った
 5年前、自宅を引っ越すことになったとき、工房が作れるようなところを探しました。家に隣接する工房を建て、フュージング用の電気炉と、バーナーワーク用のバーナーと、吹きガラス用の小型の溶解炉を入れました。

家族の協力
 「自宅工房は便利ですよ。吹きガラスは、途中で竿からガラスを切り離し別の竿につける作業をしますが、とても大事な作業で、助手が必要です。小学2年生と4歳の娘が良い相方で、案外役に立ちます。」ずっとガラス作りを見て育っているので、火を使っている作業でも怖がらないそうです。「ちょっと手伝っただけでも、『これは○○が作ったコップだよねー』なんて言ってますよ。」夫は東さんのやっていることに協力的です。「彼は仕事とは別にバンドをやっています。彼が詩やメロディーで表現するように、私もガラスで何かを表現できればいいと思っています。お互いを尊重しあえる関係です。」

ガラスを吹く東さん発表の場を自分でつくる
 東さんは積極的に作品を発表しています。7年ほど前から、手作り市やデパートにも出店していますが、場所取りや販売ノルマの厳しさを痛感。「私は儲けたいのではなくて、自分が創ったものを見てもらって、使ってもらって、手作りの楽しさを知ってもらいたいのです。」それなら新しい発表の場を自分たちで作ろうと、2002年、手づくり作家の会「五里2(ごりごり)のさと手づくりの会」を結成し、クラフトフェスタを企画・主催しました。この会は、京都からも奈良からも五里のところにあるので「五里の里」と呼ばれる城陽市に在住する作家たちが中心となり結成され、現在30組ほどの作家がクラフト展「五里2のさとクラフトフェスタ」に参加しています。

これから
 最近、近所の方からの要望でガラス教室を始めました。また、子ども会の行事や卒園記念品に子どもたちとアクセサリーなどを作ったそうです。「教室やカルチャーでは『先生』と呼ばれますが、いわゆる『先生』にはなりたくありません。ガラスを通して、いろいろな人と、子どもたちと関わる中で、こちらが学ぶことがたくさんあります。“教える”というより一緒に楽しむ・作る喜びを共感しあいたいです。」ガラスの創作に関しては、満足することはないという東さん。「今、耐熱ガラスを使ったバーナーワークを習っています。これが、普通の吹きガラスとまた違って面白いんですよ。」

起業参考ポイント
・「好きなこと」を続ける
・積極的に作品を発表する(手作り市へ出店、デパートのイベントに出品)
・発表の場を自分で作った

ターニングポイント
1993年   彦根のリサイクルガラス工房『エヴァグリーン』で吹きガラスに出会う
          出産をはさんで、工房に通いつめる
1997年   『奈良ガラス工房』入会
          新倉晴比古先生に出会う
          再び、出産をはさんで、工房に通い続ける
          ギャラリーでの5人展・デパートのイベント・百万遍の手作り市等で作品を発表
1999年  自宅にガラス工房を開く
2002年〜   『五里2の里(ごりごりのさと)』を立ち上げ、クラフトフェスタを企画・出展
2003年  「ものもの舎AHA」(京都を中心として活動している作家の協同組合)入会
       JEUGIAカルチャーセンター「気軽に楽しむガラス工芸」講師

 


家族  夫、娘2人
趣味  書道(子どもといっしょに習っている)、耐熱ガラスのバーナーワーク
うれしかったこと  作品を見た人が、「ほんまにガラスが好きで作ってはるんやねえ」と言ってくれたとき
想い  「自分自身の、作っている楽しさ・手作りのあたたかさがガラスに出たらいいな」
「さりげなく使ってもらえるようなものを作りたい」
 
 

代表者名 東 瑞恵 (あずま みずえ)
屋号(なまえ) AZガラス工房
事業内容 ガラス体験教室  バーナーワーク 1500円  フュージング 2000円  吹きガラス 3000円  
所在地 宇治市木幡畑山田34−24
連絡先 TEL/FAX  0774-31-6362
Homepage  
E-mail  
その他 【自宅工房】  面積 約16畳
【機器】 バーナー 3〜4万円  小型ガラス溶解炉 200万円  フュージング用炉
【作品価格例】  1000円(コップなど)〜 
【作品展】  約7回/年

仕事の満足度  プライベートの充実度 夢実現度 経済的満足度
夫の協力度 夫婦円満度

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