「配偶者等からの暴力の防止及び被害者の保護 ・ 自立支援に関する計画」ができました。
  平成17年度京都府女性総合センターあれこれ
  いきいき企業紹介「クロイ電機株式会社」
  市町村の取り組みを紹介します!(木津町)/ 「第26回京都府女性の船」参加者募集!
  生き生きグループ紹介 「あけぼのフェニックス」
     
     


「配偶者等からの暴力の防止及び
被害者の保護・自立支援に関する計画」ができました。




 配偶者等からの暴力(ドメスティック・バイオレンス=「DV」)は重大な人権侵害です。京都府ではDVの防止及び被害者の保護並びに自立支援を総合的に推進するために基本計画を策定しました。
 計画の策定にあたって府民の皆さんから多くのご意見をお寄せいただきました。計画では
●DV被害に気づく環境づくり
●暴力を許さない環境づくり
●総合的な相談・保護体制の充実
●自立のための継続的支援体制の確立及び関係機関の  連携強化
●被害者の状況に応じた支援体制の充実
の五つの柱で様々な施策を進めることとしています。
 詳細についてはKYOのあけぼのホームページ(http://www.pref.kyoto.jp/josei/jorei/index.html)に掲載していますのでご覧ください。

 12月に宇治市と舞鶴市で行われた基本計画府民意見交換会「DVを考える集い」では、多数の方から活発に質問や意見が出されました。その集いで行われた講演内容を紹介します。

 
「家庭内暴力の特質
  −DVを中心に−」


講師:中村 正さん

(立命館大学大学院教授、府DV基本計画検討委員会座長)

古くて新しい問題

 最近いろいろなタイプの暴力が家庭内で起こっています。家庭内の暴力は古くからある問題ですが、ようやく法律ができて関心が持たれ始めた古くて新しい問題です。児童虐待や、直近では高齢者の虐待についても法律ができました。
 夫婦間の暴力についても法律ができましたが、恋人間の暴力、デートDVも類似の暴力として最近問題になっています。このように、親しい者の間での暴力が日常的にあるわけですが、体系立っては防止も禁止も救済も取り組まれていなかった。しかしいろいろな形で目に余る暴力が事件として出てきたので、法律ができたというのが現状です。
 配偶者間の暴力、これには事実婚や別れた後の暴力も含まれますが、共通しているのはほとんどが男性からの暴力ということです。しかも男として育ってくるプロセスで、必ずしも暴力が否定されていない。学校教育や幼稚園、家庭教育、あるいは子ども達が触れるメディア、テレビ番組の中にある攻撃性が少なからず影響を与えています。そうして身に付けてきたことが、今度は自分が子どもを育て、夫婦関係を作っていくときに、あるいは老いた親を介護していくときに出てしまいます。ですから長期的な対策、予防がとても大事だと思います。

あらゆる仕組みや価値観を見直す作業が必要

 家庭内、親しい者の間での暴力は、一旦被害者と加害者を分離するという措置をとります。DVは保護命令(退去、接近禁止命令)が地方裁判所から出されますし、児童虐待では児童相談所や家庭裁判所が対応します。分離した後、被害者は救済の仕組みに入っていきますが、加害者は残念ながら何もされていません。DVの場合、被害者に近寄るなという保護命令が出されるだけです。
 被害者の救済について、こんなことがありました。逃げている妻が、自立のために福祉事務所へ生活保護の申請に行きました。生活保護は親族扶養の原則があり、DVで保護命令を出されてもまだ離婚ではないので、殴っている夫が妻の扶養義務者になります。そこで生活保護の担当者が夫に連絡をとろうとしたのです。これは明らかに窓口が間違っています。法律違反です。一つの例だけですが、法に則っていろいろなことを、ここでは生活保護制度にある親族扶養の原則を変えなくてはならない。今まで私達の作ってきた福祉の仕組みや、就労の援助、子どもが学校に行く権利の保障、いろいろなことが全部つながってきます。行政や家族のあり方、男女間の価値観、特に男性の女性に対する意識・態度、あるいは子どもに対する態度等を全部変えなくてはならない。これは壮大な作業ですが、一人一人が安心して暮らせる社会になるかどうかの大きな根幹となるものです。

被害者の視点に立った、継続的な支援を

 基本計画の検討委員会では、被害者を招き、どんな被害に遭い、どんな援助が必要か直接話を聞きました。そして、自立に向けて、どのように自分の家族や子どもと人生を再構築していくのか、その際に行政がやるべきこと等を被害者の視点で考えながら計画を作ってきました。
 まず被害者が相談できる窓口を作り、一人ひとりの被害者のストーリーに合わせて、継続的な援助をどう作っていくかを考えます。そこで危ない事態があれば警察も含めて緊急介入を行います。分離された後、一時的に生活をするシェルターが必要ですがとても数が少ないので、国土交通省の通達で公営住宅に優先入居ができるようになってきました。
 法律が改正され、子どもも保護命令の対象となりましたが、子どもを連れて逃げている場合も子どもを学校に行かせなければなりません。しかし逃げた先での住所がないので、子どもを編入させる根拠となる名簿に名前が載らない。そこで学校側がDVを理解していないと、あなた誰ですかとなる。学校の先生も教育委員会も含めてこの問題を知らねばなりません。
 DVや児童虐待や高齢者虐待等、親しい家族、自分が愛した人から被害を受けている場合、援助を求めることすら罪悪と感じるという心理的特質もあり、DVの複雑さ、多様さを踏まえながら議論してこの計画を作りました。



 
「DV被害者のこころの
 回復を支える現場から」


講師:井上 摩耶子さん

(ヴィメンズカウンセリング京都代表、府DV基本計画検討委員会委員)

「被害者化」の大切さと難しさ

 被害者化とは自分がDVの被害者だと自分で認識することです。DVの被害者は、自分が被害者で夫が加害者だとは思いたくないので、「夫は愛情から殴っている」「自分が至らないから」と自分の身の上に起こっている事態を否認したいという心理が働きます。ですからDVにおいては、外側からの介入がないと、二者関係の中での解決は絶対に無理です。外側にSOSを出すためには、自分がDVの被害者なのだとはっきり認めなければなりません。そして相談の初期段階で、暴力を事実として記録するだけでなく、事実に対して自分はどんな感情を持ったのかをきちんと見ることが大事です。それも一人ではできません。だれかに語り、相手に確認されたときに、はっきりと自分の考えていることや感情が確認できるのです。難しいと思いますが、ゆっくり話を聞いて、自分自身でDVの被害者だと認識できるまでつきあってほしいのです。
 そこで、次はどうするのかという自己決定の段階です。逃げるというならいろいろな情報提供ができますし、ちょっと考えるというなら、逃げるときの用意や、電話をかけるところなど情報提供をして、また相談に来てもらえばいいのです。きちんと被害者化をして自己決定していないと、一旦逃げても、1、2年で夫の所に戻ってしまう人がけっこういます。逃げたあとの住居や食料など、社会的なサポートも必要ですが、心できちんと納得しないと行動はぐらつきます。カウンセリングはまだ日本の社会にそれほど定着していませんが、まずゆっくり自分の気持ちを整理すること、それを助けてくれる人が大事です。

DV被害者のPTSD症状

 DVが心身に与える影響も重要です。DVのために入所していた施設の職員から「もう治っただろう。早く出て働いたら」と言われる、こういうのを二次被害と言って、再び支援者の人に傷つけられるわけです。しかし、DVの心の傷はそんなに簡単に治るものではないのです。
 PTSD(Post Traumatic Stress Disorder)、日本語では「心的外傷後ストレス障害」といいますが、大きな事故に遭ったときだけでなく、強姦やDVも精神医学的にはPTSDの症状を示すと言われています。そしてDVは長期に反復すると、どんどんPTSDが悪化し、複雑化していきます。複雑性PTSDという概念があり、それはもっと人格の深い部分での障害で、対人関係が根こそぎ失われます。鬱状態になり、死にたくなる、あるいは自傷行為、怒りの感情をおさえられないなどの症状があり、ときにはカウンセラーにも被害者の怒りは向かいます。これは彼女がおかしいのではなく、DV被害者のPTSD症状なのです。

自己イメージの損失とマインドコントロール

 私達は、「自分はこういう人間だ」という自己イメージをもっていますが、毎日毎日ののしられていると、「私がおかしいのか」と自分で自分が疑わしくなります。これはアイデンティティ危機といい、自分がわからなくなって鬱状態になり、自己イメージが損なわれていくのです。夫に殴られ怒鳴られておとしめられ続け、夫の要求、感情を先回りして読んで動いていたら自分がなくなってしまい、ついには「私は夫です」と言った人がいました。
 また、夫に殴り殺される前にと、DVの被害者が夫を殺してしまったケースがありました。DVの複雑性PTSD症状には加害者への復讐の念がすごく高まることがあり、そのような心理状態の中で対人関係を自ら閉ざしてしまいます。ひきこもり、人も社会も信じられない状態になる、そうなるともう身を縮めて暴力が過ぎるのを待つだけで、逃げるという能動的な力がわいてこないのです。
 また「心理的監禁状態」という考え方があって、加害者は妻を人質状態、マインドコントロール状態においています。「逃げたりすると子どもや実家の親がどうなるか分かってるな」と脅されると、逃げるよりは加害者にくっついて、それ以上の暴力が起こるのを防ごうとします。このマインドコントロールを自分だけの力でほどくのは本当に無理ですから、なかなか逃げられず、そこにとどまっている期間が長くなるのです。だから簡単に「いやなら逃げろ」と言う人がいますが、そんなことは言ってほしくありません。
 DV被害者の心理はまだまだわかってもらえていませんし、複雑性PTSDは回復に3年4年ととても時間がかかるので、長い目で見た心理的回復に対してのサポートをお願いしたいと思います。

DVに関する主な相談窓口
相談機関 電話番号 開設日・時間
京都府配偶者暴力
相談支援センター
075-441-7590 毎日
9:00〜20:00
DVサポートライン
(京都府女性総合センター)
075-692-3228 10:00〜17:00
祝日10:30〜16:30
(水・日曜日除く)
京都府
警察総合相談室
(京都府警察本部)
075-414-0110 9:00〜17:45
(土日、祝日除く)


府内市町村にも、女性のための相談機関が設けられているところがあります。詳細についてはKYOのあけぼのホームページ
(http://www.pref.kyoto.jp/josei/dv/soudan.html)
をご覧ください。


女性に対する暴力根絶のためのシンボルマーク
 










チャレンジ支援

◆「女性チャレンジオフィス」が始動

 起業、NPOにチャレンジする女性を応援するため、平成
17年6月に女性総合センター内に「女性チャレンジオフィス」を開設しました。入居した6社は、お互いに情報交換をしたり、刺激を受け合ったりしながら、府民に気軽に参加していただけるよう、「京都シネマ」との連携による「ハングルワンポイントセミナー」や入居6社で共同企画した「ワンコインセミナー」の実施など、着実に事業を展開しています。また、1月には専門家を招いて到達点についてのプレゼンテーションを行い、それぞれのビジネスプランや今後の展開についてのアドバイスを受けました。


◆「起業を目指す女性の交流サロン・Co−Co」が
  新しいネットワークを生みます

 起業を目指す女性たちが、食事をしながら肩ひじ張らず勉強や交流を図っていけるよう、平成17年7月から、毎月第一土曜日に交流サロンを開催しています。「女性チャレンジネットワーク会議」のメンバーや、女性先輩起業家などを講師に、実践に役立つアドバイスを受けたり、経験交流を図ったりしています。3月までで延べ217人の方が参加され、ネットワークを広げるとともに、それぞれのビジネスプランの実現を加速させています。


◆「女性チャレンジ相談」はチャレンジのナビゲータ

 2年目を迎えた「女性チャレンジ相談」は、平成17年度も様々な分野へのチャレンジを目指す女性に対するアドバイスを行っています。
 内容は、再就職に向け、子育てによるブランクへの不安や、準備すべき資格など就業に関する相談が約半分、また「起業するには何から始めればいいのか」といった起業に関する相談も今年度は増えています。
さらに10月から、京都府内北部地域にもチャレンジ相談を拡充し、計12回の相談を実施しました。


女性のための起業セミナーの開催

◆ 「女性のための起業セミナー第3期生」が羽ばたきました。

 昨年度から始まった「女性のための起業セミナー」はこのたび第3期が終了しました。今期のセミナーは、平成17年10月から平成18年2月の延べ10日間、22講座で開催されました。長丁場ながらセミナー生は熱心に受講され、最終日には14名の方が個人発表をされ、修了証書を手にしました。
 今期のセミナーでは、受講中にNPO法人格を取得したり、有限責任事業組合を登記したり、希望の土地を手に入れたり、自宅の一室にサロンを開設したりするなど積極的で、8名の方が具体的な起業に向けて歩み出しました。
 講師は、有限会社アイ・キャリアサポートの社長でもある黄瀬紀美子さんで、実践に基づいた講義や人間的な魅力は起業家のロールモデルとして、セミナー生から慕われ、尊敬されていました。。


KYOあけぼの大学の開催

◆地域講座(綾部市・八幡市・精華町)を
 開催しました。

 男女共同参画社会の実現に向けて、身近な課題からさまざまな分野に存在する問題について認識を深めるため、「KYOのあけぼの大学」地域講座を、今年度は綾部市、八幡市、精華町で開催しました。延べ7日間の8講座で延べ324人の参加がありました。


綾部市会場 7月9日(土) 「好きなことを仕事にしてみませんか?」
 〜地域活動・NPO・起業 etc〜
   ビジネススクール アイ・キャリアサポート
   ビジネスプロデューサー 黄瀬紀美子さん
9月10日(土) 「時代は変わり目−条例は身近な基本法−」
  佛教大学・京都女子大学教員 若杉貞子さん
八幡市会場 11月12日(土) ○基調講演
  「未来へ向かって! 男女共同参画」
  佛教大学・京都女子大学教員 若杉貞子さん
○パネルディスカッション
「チャレンジ!仕事も地域も家族も支えたい」
   パネラー 
   八幡市女性団体連絡協議会会長 
         田野照子さん 他3名
   コーディネーター 
   ウイメンズ・メッセージズ編集長 高嶋紀子さん
精華町会場 8月25日(木) 子育ては本当に大変なものなのか!?
 〜子育てを困難にしてきた社会の仕組みとは?〜
   華頂短期大学生活学科教授 斧出節子さん
10月20日(木) 老若男女が輝くまちづくり
 〜今、女性の知性と感性が輝くとき〜
   京都橘大学文化政策学部教授 織田直文さん
11月9日(水) わたしたちの身近な問題ドメステック・バイオレンス
 〜相談現場から見える実態と子どもへの影響〜
   とよなか男女共同参画推進センターすてっぷ
   相談事業主任 川畑真理子さん
12月6日(火) 夢をかたちに
 〜人と社会を見つめて私にできること、したいこと〜
   ソーシャル・デザイン研究所代表 浅野令子さん



◆子育て・両立支援講座の開催

男性料理教室の開催

 男女がともに職業生活、育児等において充実した環境で生活を送ることができるよう、子育て・両立支援講座を開催していますが、今年度はその一環として男性を対象にした料理教室を2回開催しました。
 参加者は、延べ51人で、参加者からは料理を作る楽しさを知った、今度は家庭で料理を作ってみたい、妻の負担を軽減したいなどの声がありました。

木工教室の開催

 7月31日(日)には「お父さんと子どもで楽しむ木工教室」が開催されました。当日は午前と午後の2回に分けて開催され、大人が15人、子どもが18人、計33名の参加がありました。子どもたちは、お父さんと一緒に合板を使った本立てやイスなどを一生懸命に作りました。参加者からは、「子どもと触れ合う機会となり、大変よかった」など好評で、また参加したいという声が多数ありました。


9月13日(火) なすとえびそぼろのうま煮
豚肉ととうがんのスープ
講師:
家事としての
料理教室主宰
吉田 清彦 さん
2月 7日(火) 豆腐と鶏肉のうま煮
里芋と豚肉のみそ汁

共催事業等の開催

◆ふれあいひろばの開催

 子育てサークル「ぼちぼち。」と共催で、1〜2歳児とその保護者を対象に「ふれあいひろば」を開催しました。12回開催され、延べ94組、197人の参加がありました。
 子どもたちとお母さんが、小麦ねんどでいろいろなものを作ったり、ベビーマッサージを体験するなど楽しい時間をすごしました。


女性総合センターに寄付をいただきました
平成17年8月、女性総合センターあてに匿名の方から10万円の寄付をいただきました。この寄付金は、DV被害者の支援のために役立たせていただきます。





【会社のプロフィール】
名  称 クロイ電機株式会社
従業員数 462人(社員297人、パートタイマー165人)
事業内容 照明器具、照明調光装置等の開発・製造等
事業所 本社・工場(京都市)、丹波工場(京丹波町)



男性の育児休業取得

〜仕事と生活との両立で
        社会も社員も明るく照らす〜


 クロイ電機株式会社は、平成13年に厚生労働省からファミリー・フレンドリー企業として京都労働局長賞を受賞されたのをはじめ、「京都府多様な働き方応援モデル研究会」に参加されるなど、仕事と生活の両立に積極的に取り組んでおられます。
 育児休業を昨年取得された男性がいるとお聞きし、取材のため丹波工場へお邪魔しました。

イントロダクション

 育児休業を取得されたのは、丹波工場製造部製造課のライン長をされている山下博高さん(30歳)です。男性の育児休業といっても、まだまだ1週間程度のワンポイント・リリーフの例が多い中、昨年の秋に約1ヶ月間にわたり取得されました。お子さんは、当時、8ヶ月だったそうです。

インタビュー

Q:取得されたきっかけは?
A:子育ては仕事をしていない妻が主でしたが、腕を痛めてしまいました。抱き癖がついていたので、抱かないとなかなか寝てくれず、親も近くにいるのですが、子育ては頼めなかったというのが理由です。
Q:育児休業を取得して育児をされた感想はどうですか?
A:お風呂に入れたり寝かしつけたりは、やっていたので困りませんでしたが、とにかくしんどかったというのが感想です。男性が仕事から帰ってからとか、休みだけとかに育児をするのは簡単ですが、1日中子育てをするのは大変なことだと痛感しました。
Q:取得してよかったところは?
A:それは、初めてのつかまり立ちの瞬間を見ることができたことです。私が初めに見つけたのですが、「立った」という感動は忘れられません。
Q:上司や同僚の方の反応はどうでしたか?
A:上司には取得に向けていろいろ相談にのってもらえました。同僚は年輩の方が多いので、復帰後も、みんながいつもどおり出迎えてくれたという感じです。
Q:次のお子さんができたら、また取得したいですか?
A:子育てで手一杯で、次の子のことは、今は考えられません。でも、機会がある方には、貴重な経験なのでぜひ勧めたいと思います。
Q:会社に対して何か言いたいことは?
A:親身に相談にのってもらえ、感謝しています。育児休業の間は上司と同僚がフォローしてくれたので、これから仕事で返していきたいと思います。

取材を終えて

 この会社の育児休業制度は、昨年の法改正前からパートタイム労働者にも適用されており、1歳到達後の3月末(最長2年)まで取得でき、配偶者が仕事をしていなくても取得可能であるなど、先進的な取組をされています。
 また、一般事業主行動計画を平成17年4月に提出され、平成19年の「認定」(※)にむけ着々と準備をされています。
 このような、従業員を大切にする会社の姿勢とこれを理解する従業員の「やる気」が好循環を生んでいると感じました。

※「認定」制度とは

 次世代育成支援対策推進法に基づき、事業主は一定の要件を満たす場合、都道府県労働局長の認定を受け、それを示すマークを、広告、商品等につけることができます。

厚生労働省ホームページ
http://www.mhlw.go.jp/general/seido/koyou/jisedai/


(認定マーク)

 







市町村の取り組みを紹介します!
木津町
「キラリさわやかフェスタ」
〜男女がともに輝くまちづくりをめざして〜



 木津町では、平成12年策定の「キラリさわやかプラン―男女共同参画社会をめざす木津町行動計画―」を見直して平成17年3月に「第2次キラリさわやかプラン―木津町男女共同参画計画―」を策定し、男女がともに輝くまちづくりをめざしています。計画の基本目標にある「人権尊重の視点に立った男女共同参画の意識づくり」として、平成18年1月29日に「第8回木津町キラリさわやかフェスタ」を開催しました。
 このフェスタは平成10年に「ふぁむフェスタ(女性のおまつり)」として女性リーダーの養成や女性団体のネットワークづくりを目的に開催されたのが始まりで、平成13年度からは性別を問わず参画できる事業として、企画に男性も加わっていただき、名称も「キラリさわやかフェスタ」と変更しました。
 フェスタの運営は、地域で活躍する16団体の方々のご協力により、住民と行政が共に参画して進める形で企画会議を行って決定しています。
 今年は、「まるく考えよう男女共同参画〜住みやすい・生きやすい社会のために〜」をメインのテーマとして開催しました。会場では、リサイクルバザー・子どもの本の広場・パネル展示を回って「男女・共同・参画」を完成させるスタンプラリーや、抹茶・ぜんざい・おしゃべりコーナー、また、野菜や加工品の販売・おもちゃの図書館など多くの催しで賑わいました。舞台では、ビデオ上映、寸劇「いどばたタックル」、落語家・林家花丸さんの講演&落語と続き、笑いで会場全体が包まれました。
 参加者の方々のアンケートからは、「大変面白く、あっという間に終わった」「男女共同参画を楽しく学べた」などの意見がありました。木津町の男女共同参画もこの日の参加者の皆様の笑顔が、住民の皆様の笑顔となることを願って進めていきたいと思います。

 

「第26回京都府女性の船」参加者募集!

「京都府女性の船」が6月に北海道へ出発することになりました。高速フェリー内や訪問先では、地域のニーズにあった諸課題について研修、交流を深めます。

〈研修地〉北海道
〈研修期間〉平成18年6月15日(木)〜6月19日(月)
  ※6月4日(日)に事前研修、
       8月6日(日)に事後研修あり
〈応募資格〉府内在住の20歳以上(平成18年4月1日現在)の女性で次の各項に該当する人
● この研修に参加した体験を活かして地域づくりやNPO等に積極的に取り組み、リーダー的役割を果たそうとする意欲のある人
● 健康で、この研修に十分耐え得る体力のある人
● 団体生活に適応できる人
● 事前研修から事後研修まですべてに参加できる人
※「女性(婦人)の船」修了生でリーダー的活動に意欲の  ある人も10名程度募集します。(詳しくは申込書参照)
〈参加費〉55,000円(別に京都府が同額補助します)
〈申込方法〉府広域振興局、府内各市役所及び町村役場、府税事務所、教育局、京都府女性総合センター、
KYOのあけぼのホームページ(http://www.pref.kyoto.jp/josei/annai/)等で参加申込書を入手し、4月26日(水)必着で居住地の市町村の男女共同参画担当課(京都市内にお住まいの方は京都府府民労働部女性政策課)に郵送してください。
〔ファックスは不可〕

〈問い合わせ〉京都府府民労働部女性政策課 
〒602-8570 京都市上京区下立売通新町西入
TEL:075-414-4291 FAX:075-414-4293

 






「あけぼのフェニックス」



 昭和60年『第5回京都府婦人の船(現「女性の船」)』に参加したのがきっかけになり、次第に男女共同参画社会に興味を持ち、「婦人会を退会した女性で何かグループを作りたい」との思いで、平成9年に活動を始めました。
 「舞鶴の地場産で昔ながらの味を生かした、安心・安全な加工品作り」を目指して、いつか販売できるようになればと、最初は小さな地域イベントへの参加を中心に、加工品作りの試行錯誤を繰り返す日々でした。その最中、「行政が加佐地域に地域活性化の拠点を考えている」との情報を耳にし、より良い商品作りと商品化にさらに拍車がかかりました。
 そして、平成12年4月に17名で正式に『あけぼのフェニックス』を結成。順調な滑り出しでスタートしたものの、各種イベントへの出店だけでは成り立たないと思いをめぐらせていた時に、舞鶴に「道の駅」ができるとの情報が入りました。平成15年7月にオープンした「道の駅 あぐり」に出店することで、大きな課題であった販路の確保もでき、会員が一体となってがんばっています。 
 さらに、念願だった「加佐地域の拠点」が7年の歳月を経て、平成17年5月に『大庄屋上野家』としてオープンし、売店では『あけぼのフェニックス』の加工食品を販売しています。無農薬・無添加の加工食品のおいしさ、手作りの良さを知ってほしい、そんな思いで現在25品目の商品を手がけています。減塩みそや梅干し、万願寺とうがらしのしょうゆ漬けをはじめ、しそジュースやマーマレードなども好評で、注文をいただくまでになりました。
 課題はグループ内の高齢化です。まだまだやる気はありますが、息の長い活動を考えて若年層へのバトンタッチを進めていきたいと思っています。

問い合わせ
代表 森下房江 (舞鶴市字地頭1137)
TEL/FAX:0773-83-0286